Pierre Fauchard Academy Japan Section

会長挨拶

会長挨拶

PFA国際歯学会日本部会 会長 山本 照子

青葉の候、ピエール フォシャールアカデミー日本部会の会員の皆様にはご清祥のこととお慶び申し上げます。日頃は本会の活動にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。
 昨年2019年1月から栄誉あるPFA国際歯学会日本部会の会長を佐藤元彦先生から引き継ぎ、早1年が過ぎました。また、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が2020年1月15日に日本国内で確認されてからも1年が経ちました。昨年、全国で感染者数が日ごとに増加しておりましたなか、2020年10月31日(土)~11月1日(日)に九州大学病院内記念講堂において開催を予定されておりました第51回PFA国際歯学会日本部会年次大会につきまして、参加者及び関係者の皆様の安全性を慎重に考慮した苦渋の決断の結果、誠に残念ではございましたが、キャンセル・中止とさせて頂きました。しかし、当初予定されていた日の10月31日(土)に、2020年度第3回理事会、その後引き続き、2020年度総会、2020年度PFA優秀学生賞授与式(大阪歯科大学ならびに九州大学歯学部より推薦された優秀な学生2名にUSA本部のPFA財団より授与されました)、さらに2020年度新入会員のご紹介を、初めてオンラインで開催しました。新入会員は金 漢俊先生、田中利久先生、中川浩一先生、大矢伸治先生、澤田大介先生、今井弘貴先生、中本清嗣先生ですが、本年、関西にて開催予定の第52回PFA国際歯学会日本部会年次大会にて新入会員認証式を執り行うこととなっております。
 一方、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大のため、2020年4月に予定されていた第41回PFA韓国総会・学術大会の開催は7月18日に延期されましたが、日本から韓国への渡航ができず、PFA韓国会メンバーのみの開催となりました。これにより、長年友好関係にある日本部会を代表してCongratulatory Addressをお送りいたしました。また、世界的なCOVID-19危機により、9月に予定されていたFDI世界大会もキャンセルとなり、さらに2020年10月に予定されていたPFA国際会議年次大会もキャンセルとなりました。
 2019年12月に中国武漢で肺炎になった人から7種類目のヒトに感染するコロナウイルスが見つかり、世界保健機関(WHO)は2020年2月11日に中国を中心に流行している新型コロナウイルスによる病気の正式名称を「COVID-19」と命名しました。急激な感染拡大によりWHOが新型コロナウイルスについて「世界的な大流行・パンデミックと言える」という認識を示したのは3月11日でしたが、日本でも1月半ばに感染確認され、3月24日には東京五輪・パラリンピックが2021年夏に開催されるとして1年延期になりました。2020年4月7日には緊急事態宣言が出され、密閉、密集、密接の「3密」回避など、一人ひとりの感染防止の取り組みが求められました。同年5月20日には戦後初の夏の全国高校野球大会も中止と決定されました。これまでの検査確定症例は2021年2月27日で1億1千万人を超え、253万人の死者数と報告され、世界中で広範な拡がりを見せています。日本国内でも2021年2月27日累計感染者数は43万人、死者数7,859人となりました。人と人との距離を保って直接的な接触を減らすことにより感染者が減ることが分かってきていますが、比較的若い世代の感染が多いことや、治療法が研究により改善されてきたとは言うものの、高齢者や持病のある人が感染すると重症化しやすい傾向は変わっていません。
 ウイルスは時間とともに変化しますが、元のウイルスの変異株と呼ばれてウイルスの感染性が高まったり、病気の重症度が増したり、診断・治療およびワクチンの有効性などの低下をきたす場合があります。2020年9月にデンマーク、同年12月に英国、南アフリカ、2021年1月にブラジルでそれぞれ変異株が出現し、世界の感染はさらに拡大傾向にあり猛威を振るっています。現在進行中の研究によって今後明らかになることが期待されますが、世界中のパンデミックを収束に向かわせるため、ワクチン、治療法、診断法を開発し、国家間および国内でも公平に行き渡らせることが、今、重要な課題となっています。ワクチン接種の展開として、2021年2月26日時点では世界で2億2千2百万回分のワクチンが投与され、111カ国・地域で開始されたことがWHOに報告されています。日本でも2月17日から医療従事者を対象に接種が始まっており、政府のまとめによると2月25日において100医療機関に所属する医療従事者約2万人に先行接種されました。65歳以上の高齢者には4月12日から一部地域で接種が始まる予定とのことです。
 会員の皆様はご存知のとおり、本学会は「歯科医学開花への道を拓いたピエール・フォシャールの先駆的業績を讃えて、その精神を継承し、相互啓発と国際的連帯のもとに、医道の高揚と研鑚をはかり、歯科医学の発展と向上を期する。」という課題を掲げて1936年に米国に設立された国際組織であり、日本部会の設立は1968年です。設立以来、歯科医学および関連分野の研究の促進を図り、口腔保健の向上とともに、国際的視野にたって社会の公益に寄与することを目的としてきました。新型コロナウイルス感染症に関する連日の報道を耳にしながら1日も早い収束を祈りつつ、本年秋、大阪での第52回PFA国際歯学会日本部会年次大会が無事に開催されることを願っております。
 なお、PFA韓国会の年次大会について、本年は中止とのご連絡を頂きました。
 また、PFA本部での年次大会の開催は未だ決定されておりません。
 末筆ながら、会員の皆様のなお一層のご健勝とご活躍、ならびにPFA本部・日本部会のさらなる発展を祈念いたしております。

Page Top

サイトポリシー

ホーム サイトマップ