Pierre Fauchard Academy Japan Section

会長挨拶

会長挨拶

PFA国際歯学会日本部会 会長 福本 和夫

この度、林先生より会長職を引継ぎました、福本和夫と申します。
 この名誉あるPFA国際歯学会日本部会会長の重責を2024年1月よりお引き受けすることになりまして光栄に思いますと同時に、一介の開業医であります私に務まるかと、不安がよぎります。しかしながら、お引き受け致しました限りは、身を引き締めて、私の座右の銘でありますDo my best の精神で対応していきたいと思います。
 この会は、1936年に米国にて創設され、日本部会は、1968年に山内龍太郎博士により設立されまして、早や50年以上存続しております。
 この会の設立意義は、近代歯科医学の祖として尊敬されております、ピエールフォ-シャルの理念、即ち自分の持てる知識、考え、技術、方法、道具等をその当時、閉鎖社会でありました歯科界に広く公開し、歯科外科医と歯の概論という書籍を出版致しました。その行為は、患者の為には勿論、後進の歯学者達にも多大な影響を与えました。
 当会は、このような理念に賛同して頂ける方々が会員となって頂いております。
 私のPFAとの関わりは、私の父が会長を仰せつかった折、お前もそろそろ歯科医療界の学識、人格共に優れた先生方いらっしゃる当会に、歯科界において人間形成を目的として入会したらどうか、と助言されました。当時開業、医業のことばかりに目を向けておりましたが本当にこのままで、私の歯科人生は良いのだろうか?という気持ちもあり、優れた先生方がおられるこの会に入会させて頂いたのが始まりでした。歯科の学識は勿論のこと、やはり長年にわたり歯科界を歩んで来られた先達の先生方との交流は、自分にとって目に見えない財産として与えて貰った気がいたします。
 最近の風調は、自分にとってどのようなメリットがあり。それも直ぐに自分に反映する技術、方法、道具ばかりに目がいっているようで、自分自身の歯科医人生はどうあるべきか、という抽象的なものではあるが、しかし一番大切なものが置き去りにされている様に思えます。その意味でも、当会の理念を実践されている先輩方、また、新たな取り組みをなさっている会員の方々との交流は、大切なのではないでしょうか。
 現状の日本部会の活動は、2019年に中国にてコロナが発生して以来、対面にて行事が不可能な状態になっておりましたが、昨年後半よりやっと理事会、総会が対面にて行われる様になりました。本年度より、会員の皆様方と対面にて会員相互が密に連携を取れるようにと考えております。
 会というものは、会長はもちろん会員の皆様方お一人お一人が積極的にフォ-シャルの理念を実践していただき会務にご協力いただけることがその存続にかかっております。
 今後も皆様方の、ご指導、ご鞭撻をお願い致しまして、PFA本部、日本部会の発展を祈念いたします。

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