「生き方を変えれば病気は治る」
「免疫を高めて病気を治す最強辞典」
「歯は臓器の一つ口から始まる全身病」
医療法人小川会 アスティ歯科クリニック 院長 小川 優
私は
「自律神経のバランスを整え、免疫状態を正常化すれば、人間は、治るようにできている」。この福田稔医師と、新潟大学名誉教授の安保徹医師が提唱した、自律神経が白血球(免疫系)を支配するという福田―安保理論をさらに進化させ、自律神経が人体すべてをコントロールし、血流・体温・代謝が崩れると病気になるという自律神経病理論を構築した日本自律神経病研究会の理事をしています。
この度
「生き方を変えれば病気は治る」、
「免疫を高めて病気を治す最強事典」、
「歯は臓器の一つ口から始まる全身病」
という3冊の本を医療者の皆様方と共著で出版させていただきました。
2冊は自律神経病理論の基で、私が自らの「口腔がん闘病記」による免疫力を上げる方法を書かせていただきました。
そして「心のあり方で病気が治る」という「心・身」両面からの生活様式で食べ方、運動の仕方、働き方、考え方を根本から変えること。この根本的な治療のあり方を紹介しています。自然療法だけでスキルス性胃がんを克服した体験談など、アトピー、がん、脱毛症、うつ病などの幅広い治療実例が理解できるだけでなく、研究会を長年指導した安保徹先生への追悼文も収載し、その偉業を振り返る内容にもなっています。
もう一冊は医科歯科連携に伴う口腔から全身を見る口腔科の医師としての責務を書かせていただきました。「口腔から全身を診る」という私の理念のもとで「口は万病の元」、全身の病気の原因は口腔内環境にあることを書かせていただきました。近年研究が進む「口腔ケア」の分野では、歯周病やむし歯が全身疾患の一因であることが知られてきています。
そこで重要なのは「口の中の悪い細菌」を増やさないようにすること。本書は、「福田-安保理論」を基に「自律神経を整えて病気知らず」を治療の指針としている『日本自律神経病研究会』が口腔と歯に悩みを抱える人々に、健康な口腔内環境をつくるための指南書として書かせていただきました。
よろしければ一読いただければ幸いでございます。
最新のエビデンスとナラティブが今、解き明かす
伝説の歯科医療
医療法人社団 健美会 山田歯科医院 院長 山田晃久
この本は、親子2代の歯科医師(父と私)とそれをサポートする母が、数多くのエピソードで語る物語(ナラティブ)。
自ら築いた歯科医療を次世代へ継承する困難と、若き歯科医師が“伝説の歯科医療” と出会い、成長していくプロセスを歯科医師の生涯で綴る物語です。
私たちが行う最新の歯科医療は、今、突然出来たものはありません。
過去の偉大な歯科医師たちが築いた歯科医療の“礎石”は、歯科医療の未来のために忘れてはならないものです。
現代の歯科医療を取り巻くあらゆる問題解決のヒントがここにあります。
それは、時代の流れに耐え得る歯科医療の原理原則です。
近年、歯科医療は大きく進化し、最新の治療にはエビデンスが必須となりました。しかし、治療以外の医院システムにはエビデンスがありません。
歯科医療の“主役”である“患者さん”について語ることなく、歯や歯茎のことを語るのはまさに“木を見て森を見ず”。
私たち歯科医療者が何より大切にしなければならないのは、患者さんからの信用の積み重ねから得られる“信頼関係”です。
そこには、患者さんと出会ったその時からはじまる、私たち歯科医療者と患者さんとの唯一無二の“物語”ナラティブが紡がれるのです。
感動的な物語が、歯科医療の成功を語るのです。